【友野一希/今季を終えて】「優真くん、佳生くん、駿にどうやったら勝てるか考えて」

フィギュアスケートで2年に1度行われる団体戦「世界国別対抗戦」は16日、東京体育館で最終日を迎えました。

エキシビション前には、今大会のショートプログラム(SP)7位、フリー9位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)が、今季を振り返りました。来季のプログラムの構想や現時点で感じている課題についても言及しました。

「友野一希の言葉」として、お届けします。

フィギュア

〈世界国別対抗戦〉◇4月16日◇東京体育館

友野一希エキシビギャラリー

エキシビションで演技を披露する友野

エキシビションで演技を披露する友野

「全日本の表彰台、世界選手権、本当に特別」

――今季を振り返っていかがでしたか

友野 今シーズンは自分の今までのベストを超えることもできたし、あらためてメダルを取るようなトップの選手に比べて、自分に何が足りないか、明確に分かったシーズンでした。本当にいい経験になりましたし、初めてのチーム戦でも、もっと活躍できる選手になりたいなと、あらためて思えた試合でした。

――今大会のファンの盛り上がりはどう感じましたか

友野 今回の国別もすごく自分の中で特別なものになりましたし、本当にたくさんの方が応援してくださって、また初めての全日本での表彰台だったり、世界選手権でのスーパーアリーナでの、あの雰囲気の中での演技は本当に特別なものでした。今シーズンは何回も自分にとって、今後、特別な経験になるであろう試合を重ねることができたので、すごく自信にもなりますし、課題もたくさん見つかりました。

――6位だった世界選手権はどう振り返りますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。