三浦佳生が語る異例4日間 「ノリ」で2試合同時出場、限界?余裕?夜にはチャンバラ

昨季の4大陸選手権と世界ジュニア選手権を制した三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が、異例の“2日連続V”を収めました。

11日午前、今季初戦としてげんさんサマーカップ(滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)のショートプログラム(SP)を終えると、すぐに車で京都・宇治市内の木下アカデミー京都アイスアリーナへ移動し、約4時間後には木下トロフィー争奪大会のSPに出場。12日は木下トロフィーのフリーに挑み、合計272・51点で1位になりました。さらに13日には、げんさんのフリーに出場し、合計262・51点で2大会連続優勝を遂げました。

今季はSP、フリーともにプログラムを一新。全日本選手権での優勝と世界選手権でのメダル獲得へ向け、全力で“進撃”していきます。

フィギュア

げんさんサマーカップ

男子シングル上位成績


順位名前SPフリー合計
1三浦佳生91.84170.67262.51
2片伊勢武アミン81.15157.80 238.95
3山本草太91.98145.42237.4
4壷井達也87.25143.52230.82
5本田ルーカス剛史61.77132.33194.10
6吉岡希61.20128.64 189.84
7大島光翔66.12113.22179.34
8長谷川一輝44.86133.74178.60
9杉山匠海65.46107.09172.55
10櫛田一樹55.86115.36171.22
げんさんサマーカップで優勝し笑顔を見せる三浦。左は2位片伊勢武アミン、右は3位山本

げんさんサマーカップで優勝し笑顔を見せる三浦。左は2位片伊勢武アミン、右は3位山本

木下トロフィー争奪大会

男子シングル上位成績


順位選手SPフリー合計
1三浦佳生91.60180.91272.51
2佐藤駿78.07157.71235.78
3鍵山優真70.98140.49211.47
4佐々木晴也73.68119.85193.53
5木科雄登62.15119.46181.61
6本田ルーカス剛史60.83111.70172.53
左から2位の佐藤駿、優勝した三浦佳生、3位の鍵山優真

左から2位の佐藤駿、優勝した三浦佳生、3位の鍵山優真

げんさんサマーカップSPの演技

げんさんサマーカップSPの演技

げんさんサマーカップフリーの演技

げんさんサマーカップフリーの演技

11日午前:げんさんサマーカップ SP
2位/91・84点

「ここから車で移動しながらクールダウン」

――感想をお願いします。

三浦 そうですね。要素はサルコー、トーがちょっと詰まったぐらいで。他の要素は全部自分にしてはかなり良かったと思うんですけど、点数がついてこなかったので、まだプロトコル見てないのでわからないんですけど、ちょっとうーんみたいなところがあるというのが正直です。

――フリーへの意気込みをお願いします。

三浦 フリーもやることはやるだけなので、それだけです。

――今季はどんなシーズンにしたいですか。

三浦 全日本を優勝するつもりで。そのシーズンの初めの大会なので、ここから、この大会とかを通してどんどんレベルアップして全日本で結果を残せるように頑張りたいです。

――木下トロフィー争奪大会にも出場されますが、コンディションはいかがですか。

三浦 そんなに悪くはないです。体も動いていたし、程よい緊張感で久々の大会を楽しみながらできたかなと思うので、この流れで木下も頑張りたいなと思います。

――初SPの手応えはいかがですか。

三浦 自分の手応えとしてはかなり良かったと思います。 昨年より確実にスケーティングの部分もレベルアップしていますし、密度の濃いプログラムになっているので、それだけやって点数が伸びなかったのがちょっと何でだろうという感じですね。

――体力的にはいかがですか。

三浦 体力は全然大丈夫です。

――どれくらいの得点を予想していましたか。

三浦 90後半は絶対行くだろうなと思っていたので、ちょっとうーんって感じですね。

――ジャンプはマッチできていますか。

三浦 練習でもショートはちゃんとプログラムに入ってくるようになっているので、いつもの流れができたかなと思いますし。サルコー、トーが若干詰まった程度で。でもリプレイ見たらそんなに汚くなかったし。アクセルとトーは綺麗に入ってたのでそれだけ残念というか、何でだろうという感じですね。

――衣装のコンセプトはありますか。

三浦 雷に打たれて操られてる人みたいな。ベーシックに雷がちょっと入ってて、その中に、シルエットはわりとピタッとしたラインで派手に着飾ることなく、曲も曲なので、ベーシックな色になったのかなという感じです。

――1日に2つの大会に出るのは初めてですか。

三浦 初めてです。

――なぜ2つ出ようと思ったんですか。

三浦 大会が2つ被ったので、とりあえず両方エントリーしてみるかっていうふうになったんですけど。行けなくはないし出るかみたいな。軽いノリで(笑い)。

――不安はないですか。

三浦 ショートに関しては全然問題ないんですけど、フリーがちょっと怖いなと思います。

――コーチから、2大会出ることについて反応はありましたか。

三浦 「両方出るの?」とは驚かれましたけど、「ああそう」みたいな軽い感じでしたね。

――最後はご自身で決定されたんですね。

三浦 そうですね。

――ここからは車で移動ですか。

三浦 ちょっと軽く食べて、車で移動しながらクールダウンして。車の中で食べて、行こうかなと思います。

木下トロフィー争奪大会SPの演技

木下トロフィー争奪大会SPの演技

木下トロフィー争奪大会フリーの演技

木下トロフィー争奪大会フリーの演技

11日午後:木下トロフィー争奪大会 SP
1位/91・60点

「きついですよ。きついんですけど…」

――今日2戦目ですよね。

三浦 一応2戦目ですけど、気持ちはまた別に一応分けていて。2戦目って考えたら疲れが多分ドッときちゃうので。気持ちの面で。またリラックスするために、これはこれと考えてやりました。

――その2度目のSPはいかがでしたか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。