【坂本花織の言葉】まさかのSPも「2回夜が来る」4位発進から逆襲再現へ/現地限定

【グルノーブル=松本航】2連覇が懸かる坂本花織(24=シスメックス)が、SP4位と出遅れました。

最終滑走で63・98点と伸び悩みましたが、4位から逆転優勝した3月の世界選手権(モントリオール)を思い返し、中1日で迎えるフリーへ前を向きました。

現地取材メディア限定のやりとりを「坂本花織の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:GPファイナル>◇12月5日(日本時間6日)◇フランス・グルノーブル◇女子ショートプログラム(SP)

女子公式練習に臨む坂本(以下、撮影はすべてパオロ ヌッチ)

女子公式練習に臨む坂本(以下、撮影はすべてパオロ ヌッチ)

「若干ショートが“イヤイヤ期”」

前日練習を終えて

―氷の感触はいかがですか

スケーティングは滑りやすくて、そんなに力を使わなくても、すごく滑るリンクなんですけど。なんか若干めり込むというか。「トー系のジャンプが、はじき返さないな」っていうのがあって。でも、いつも練習で使っている割合より、ちょっと控えめにした方が、割とできるかなという感じがする。「あんまり力まずにやった方が、うまくいくかもしれないな」というのは、今日の練習でちょっと思いました。

―曲かけで中野園子コーチと、どのような会話をされましたか

うーん…なんやったかな。ジャンプ、やっぱり「トーがはじき返さない分、ジャンプ低かったよ」っていうのは言われたので。それは自分でもやっていて、自分が思っているタイミングより、ちょっと早く降りてきているので。「それは確かだな。見ても、そう思うっていうことは、結構低いんやな」と思って。そこは、その後の練習でだいぶつかめてはきたので、大丈夫かなとは思います。

―国内でいい練習が積めましたか

そうですね。だいぶ練習は、この3週間で積んできたので。できる限りのことはやりたいなとは思っています。

―特に集中して練習した部分はありますか

う~ん。若干ショートが“イヤイヤ期”に来ていて(笑い)。どうしてもショートになると「ウ~」「イヤ」っていう気持ちになっちゃうところがあって。でも、来る直前ぐらいにだいぶその気持ちがなくなって「イヤ」って思っても、できるところまでは来たので。もうずっと“イヤイヤ”言われても、できるぐらいにはしました。

―原因は何ですか

う~ん、なんででしょうね。でも、年々その気持ちが長引いていて、去年も思っていたし、一昨年も思っていました。

―プログラム、音楽の選曲ではないということですか

じゃなく、だと思います。多分、単純にショートの方がきつい気はします。慣れるまでは、やっぱりフリーの方がきついんですけど、慣れてきたらやっぱりショートの方が「イヤ」って思うってことは、フリーがだいぶ良くなってきたんだなっていう感じがします。

―きついというのは体力的にですか

う~ん、なんかフリーの方がまだ、ポポッてジャンプを跳んでも、その後にステップとかスピンで、ショートより振り付け、助走の部分でも振りができるところが多いんですよ。そこで息を整える時間がわりかしあるんですけど(SPは)ないんで。めっちゃきついんですよ。本当に要素が詰まっているから、それこそ本当に体力勝負なので。年々思っているってことは、相当末期だと思います。

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。