【松生理乃の言葉】「卒業したら絶対辞める」数年前の決意に迷いが生じる今/現地限定

【グルノーブル=松本航】松生理乃(20=中京大)は初出場となったGPファイナルを6位で終えました。ショートプログラム(SP)5位で迎えたフリーでは大きなミスこそありませんでしたが、回転不足と判定されるジャンプが続いて126・39点となり、合計189・02点でした。

 一夜明けではGPシリーズを駆け抜けた充実感や疲労感に加え、現時点での今後の競技人生にも言及。ケガや体調不良に見舞われたシーズンを乗り越え、心境には変化があるようです。

フィギュア

<フィギュアスケート:GPファイナル>◇12月7日(日本時間8日)◇フランス・グルノーブル◇女子フリー

フィギュアスケートGPファイナルの一夜明け取材でサンタクロースの衣装をする松生(撮影・松本愛香)

フィギュアスケートGPファイナルの一夜明け取材でサンタクロースの衣装をする松生(撮影・松本愛香)

「自分にしかできない体験をした」

フリーを終えて

―演技を振り返っていかがですか

結構、危なっかしいジャンプとか、抜けたジャンプとかがあって、加点も少なかったんだろうなって思っていて。自分ができる最低限のことはできたと思うんですけど、点数を見てもやっぱり足りなかった部分がすごく多かったんだなと感じたので。全然時間はないんですけど、今回見つかった課題を全日本選手権に生かせればいいのかなって思います。

女子フリーで演技する松生理乃(撮影・パオロ ヌッチ)

女子フリーで演技する松生理乃(撮影・パオロ ヌッチ)

―初のGPファイナルはどういう大会になりましたか

なんだろうな。今日はすごく緊張していて。SPの時はほとんど緊張していなかったんですけど、今日は感情のアップダウンもすごく激しかったなと思って、まだまだ自分は足りないんだなっていうのをすごく感じた試合でした。

―この経験を全日本選手権へどのように生かしていきたいですか

この試合は出たいって思っても、簡単には出させてもらえる試合じゃないので。それを経験できたっていうのはすごく大きいことだったと思います。自分にしかできない体験をしたので、それはしっかり生かしていかないといけないかなって思っています。

フィギュアスケートGPファイナルを終えて一夜明け取材に応じる松生(撮影・松本愛香)

フィギュアスケートGPファイナルを終えて一夜明け取材に応じる松生(撮影・松本愛香)

「理乃ちゃん、絶対やっていると思う」

一夜明けインタビューに応じて

―今季のGPシリーズでは「メダルある」と仰っていたのが印象的です。今回は表彰台とはならなかったですが、今の思いはいかがですか

なんかめっちゃ疲れて(笑い)。去年に比べると海外の試合数もすごく増えていて、スケートカナダに出る時も「カナダまであと○日しかない」、フィンランドに出る時も「フィンランドまであと○日しかない」と。そこからファイナルが決まって、また「あと○日しかない」と。次は全日本まであと2週間を切っているので、そういう面では体やメンタルを追い込んできたので、その疲れがすごくきている感じです。朝は「あぁ、疲れたぁ」って思っていました(笑い)。

―ファイナルはどのような舞台でしたか

来るまではファイナルに出られるなんて嘘みたいと思っていて、すごくうれしい気持ちで来たんですが、トップ選手との差の大きさをすごく感じました。このままではダメなんだなとすごく感じた試合でした。

女子フリー後に取材に応じる松生(撮影・松本愛香)

女子フリー後に取材に応じる松生(撮影・松本愛香)

女子フリー後に笑顔を見せる松生(撮影・松本愛香)

女子フリー後に笑顔を見せる松生(撮影・松本愛香)

―アンバー・グレン選手や坂本花織選手のように、4、5歳年上の選手たちが第一線で活躍されている姿は、松生選手の目からどのように映っていますか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。