【島田麻央の言葉】3連覇も表情晴れず「複雑…」全日本は「挑戦者として」/現地限定

【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】島田麻央(16=木下グループ)がジュニアGPファイナルで大会史上初の3連覇を達成しました。合計199・46点とし、ジュニアの大会に限れば27連勝中と無敗記録を継続。2位の和田薫子、3位の中井亜美とともに、日本勢が表彰台を独占しました。

優勝した3大会では唯一200点に届かず「複雑な気持ち」と心境を吐露しつつ、ジャンプ以外の要素では成長も実感。公式練習、ショートプログラム(SP)、フリー、一夜明けでのやりとりを「島田麻央の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:GPファイナル>◇12月4~7日(日本時間8日)◇フランス・グルノーブル◇女子公式練習、ショートプログラム(SP)、フリー、一夜明け

ジュニア女子SPで笑顔で手を振る島田(撮影・パオロ ヌッチ)

ジュニア女子SPで笑顔で手を振る島田(撮影・パオロ ヌッチ)

3連覇への意識は?

公式練習を終えて

―氷の感触はいかがですか

今日初めて滑ったので最初は少し苦戦したんですけど、どんどん滑っていくごとに本来の自分のジャンプに戻ってきたので、最後は感覚良く終われたと思います。

―トリプルアクセルはいかがでしたか

感覚が良かったと思います。

―4回転トーループはいかがですか

最初は「あれ?」という感じだったんですけど、最後は降りることができて、1日目としては良かったんじゃないかなと思います。

―以前は時差を苦手としていたと思います。経験を重ねて今はどうですか

あまり時差はどんどん感じなくなってきていて。今は移動が課題で、足が固まってしまったり、腰が少し張ったりしてしまうので、そこをどうやって最小限に抑えるのか。時差よりもそこのところかなと思います。

―どのように対策しますか

移動期間中はあまり(マッサージは)受けていなかったんですけど、しっかり動かすようにしています。

―3連覇への意識はいかがですか

3連覇は気にせず、3回目のジュニアGPファイナルは今回だけなので、3回目のジュニアグランプリなら1回目だと思って、写真も初めてだと思って撮りたいなと思っています。

―1回目、2回目と比べて気持ちの違いはありますか

1回目とは違うなとは思うんですけど、2回目とはあまり変わらないんじゃないかなと思います。

ジュニア女子SPで演技を披露する島田(撮影・パオロ ヌッチ)

ジュニア女子SPで演技を披露する島田(撮影・パオロ ヌッチ)

「久しぶりに気持ち良く跳べた」

SPを終えて

―演技を振り返っていかがですか

今回のショートは、自分の中では結構良いジャンプが跳べたと思うので、すごく良かったなと思っています。

―緊張はありましたか

そうですね。緊張はもちろんしたんですけど、悪い緊張というよりは、良い方向の緊張をしていたんじゃないかと思います。

ジュニア女子SPに臨んだ島田(撮影・パオロ ヌッチ)

ジュニア女子SPに臨んだ島田(撮影・パオロ ヌッチ)

―濱田コーチとも演技前にはおでこを突き合わせていました

そうですね。それで笑顔になれて。笑顔になるとけっこう緊張もほぐれると言われるので、それも良かったと思います。

―演技で最も手応えのあった点はどこですか

ここ最近、自分の中ではルッツ、トーループが良い感じで跳べている試合がなかったんですが、久しぶりに自分も気持ち良く跳べたので、そこが一番今はうれしいところです。

―今日は不安なく試合に入れましたか

朝の練習でルッツなどを失敗していたので、もちろん(不安も)あったんですけど、「朝の練習よりは良い」というふうに今回は思えて。それが良かったんじゃないかと思います。

―SPは日本女子3人が上位につけました

本当にすごいことだと思いますし、フリーも終わってもトップ3に全員が入れるようにみんなで頑張りたいです。それを達成するには、私がしっかり頑張らないといけないので、明日も頑張りたいと思います。

ジュニア女子SPで演技を披露する島田(撮影・パオロ ヌッチ)

ジュニア女子SPで演技を披露する島田(撮影・パオロ ヌッチ)

―過去2年と比べて、今回の感触はいかがですか

去年のショートはミスが出てしまって、全日本ジュニアのミスを引きずるような感じだったんですけど。今回は全日本ジュニアのフリーでルッツとトーループのミスがあったんですけど、そこを引きずらないようにできたことは、去年よりも1歩進歩したところになるんじゃないかと思います。

―そういう意味では、今回1本ちゃんと入ったことはフリーに追い風になりそうですか

そうですね。久しぶりに良いジャンプが跳べて、ほっとしています。明日のフリーのルッツの自信にもつながったと思います。

ジュニアGPファイナルの女子SPで首位に立った島田麻央(中央)と2位の和田薫子(左)、3位の中井亜美(撮影・松本愛香)

ジュニアGPファイナルの女子SPで首位に立った島田麻央(中央)と2位の和田薫子(左)、3位の中井亜美(撮影・松本愛香)

―このショートは役に入ることで、自分じゃない誰かとして役として気持ち良く滑れるとおっしゃっていましたが、その点は今日はどのくらい入り込めましたか

そうですね。今日はうまく入り込めたんじゃないかと思っていて。実際に入り込めて、私自身も今回は楽しかったです。

―フリーはどのような気持ちでいくのが大事になりますか

全部のジャンプを狙いすぎないことが大事かなと思っていて。完璧を求めすぎると、やっぱり失敗につながってしまうので、本当に難しいんですけど思い切り全てのジャンプを大事に、慌てずに跳べるようにしたいです。

ジュニアGPファイナルの女子SPで首位に立った島田麻央(撮影・松本愛香)

ジュニアGPファイナルの女子SPで首位に立った島田麻央(撮影・松本愛香)

「最初は驚きで、2回目はうれしさ、3回目は…」

フリーを終えて

―演技後は不安な思いが強かったですか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。