【千葉百音の言葉】「やらかしそう…でも跳ぶ!」“モネ節”でSPの心理を徹底分析

【ソウル=藤塚大輔】前回王者の千葉百音が71・20点で2位につけました。

2本のジャンプが4分の1回転不足で減点となりましたが、全てのスピンとステップシークエンスで最高難度のレベル4を獲得。極度の緊張にも「根性でやるしかない」と気合で乗り切りました。首位のキム・チェヨンと2・82点差で臨むフリーでは、19、20年を制した紀平梨花以来、女子で2人目の連覇がかかります。

独特の言葉選びで振り返ったSPのコメントと公式練習での言葉を、現地発でお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇2月21日◇ソウル・木洞アイスリンク◇女子ショートプログラム(SP)

「一番の原動力は過去の悔しさかな」

SPを終えて

―フィニッシュした後に手をついたのは緊張から解き放されたからですか

過去イチ、緊張したショートでした。去年の世界選手権のショートも、前の選手が現地の選手ですごい歓声の中で、自分で自覚しないうちに緊張して、気づいたら演技が終わっていたみたいな、そういうあっけらかんとした悔しさがあったんですけど。今日はそれをひしひしと感じながら、リアルタイムで自分がどんな緊張の仕方をしているかが前よりもすごく敏感に感じられました。その中で「あ、やばい」と。3―3の前も「これ絶対なんかやらかしそう」「いや、でも跳ぶんだ」みたいな。もうずっと頭の中で、強い自分が緊張に流されないようにするので精いっぱいっていう感じで。緊張具合が過去イチだったので、演技が終わった途端にすごくホッとしてという感じでした。

女子SPで演技を披露する千葉百音(撮影・藤塚大輔)

女子SPで演技を披露する千葉百音(撮影・藤塚大輔)

―その中でこの点数と2位という順位はどう受け止めますか

点数出た時も「シーズンベスト!」って言っていたので。チェヨンちゃんの時も「シーズンベスト!」って言っていたから「出たんやろうな」って思いながら。勝負はフリーだなって思いながらも、それでもショートは自分のやるべきことも最大限出し切りたいっていう思いが強かったので。71点という点数にはすごく満足しています。出来としては不十分だったかもしれないですけど、1つ前進できたかなと思います。

―緊張に打ち勝てましたか

フリップのあたりで緊張に負けたなってところはあります。今日のフリップは良くなかったです。

女子SPで演技を披露する千葉(撮影・藤塚大輔)

女子SPで演技を披露する千葉(撮影・藤塚大輔)

―具体的にどういうところが良くなかったですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。