【ゆなすみの言葉】初挑戦したトリプルツイストでともに感じた「一歩進めた」確信

【ボストン=松本航、藤塚大輔】初出場の「ゆなすみ」こと長岡柚奈(19)森口澄士(23)組(木下アカデミー)は、ショートプログラム(SP)は51・10点の22位で終え、フリーに進むことはかないませんでした。冒頭、果敢に初挑戦したトリプルツイスト。着氷後に長岡の転倒がありましたが、従来の2回転から難度を上げた3回転を大舞台で挑んだ事に、「1歩進んでいる」と2人で前を向きました。公式練習後のインタビューと合わせ「ゆなすみの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇26日(日本時間27日)◇米ボストン◇ペアショートプログラム(SP)

笑顔でスタートポジションにつく長岡柚奈(左)森口澄士組(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

笑顔でスタートポジションにつく長岡柚奈(左)森口澄士組(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

「2人の気持ちの強さがさらに強く」

SPを終えて

―結果を受けて

森口正直悔しいところもあるんですけど、すごく1歩前進した部分もあるとは思います。ツイストの部分で見た目としてはこけたという部分になってはいるんですけど、何も悪いツイストではなく、僕たちがコーチに注意していただいたことをしっかり守って投げることも、柚奈ちゃんも跳び上がることもできましたし。僕にとってはすごくしっかり2人でキャッチも強く頑張れたし、いいツイストになったんじゃないかなと思うので。何も見た目がこけたから悪いじゃなくて、確実にツイストに関しては1歩進んでるなとは思います。

長岡そうですね。初めての挑戦が世界選手権ってことで、6分間練習でいいものができていたので、それをしっかり本番で出したかったんですけど。テクニック的には良かったところもあって、そういうところは次につなげていきたいなと思うんですけど、降りた後に転んでしまって。そのミスをそのまま引きずってしまったので、やっぱりやるからには強い気持ちでやらないといけないと思うので、この失敗からちゃんと学んで次に生かしたいなと思います。

―終わった時にハグされてどんな言葉を交わされてましたか

森口覚えてないです。すいません。なんて言ったか、覚えていません。

演技を終えて抱き合う長岡(右)森口組

演技を終えて抱き合う長岡(右)森口組

―リフトでは観客席からすごく近くを通りますが、声援は聞こえていましたか

森口そうですね。やっぱり自分たちもすごくリフト自信があるので。しっかりリフトの中でも表情を作ったりするようにしてるので。その表情を見て、さらに観客の皆さんもう1段階歓声を上げてくれた気もしたので、すごく気持ちが良かったです。

―滑ってみて、雰囲気など難しさもあったと思います

森口世界選手権ならではの大きい会場だったり、気持ちが上がったり下がったり。皆さんの前で良いエレメンツができなかったら悔しくてすごく落ち込むし、いい演技ができたらすごくうれしいし。そういう波もすごくありますし。こうやってレベルの高い人が集まる大会なので、そういう舞台っていうのを今回は練習からもですし、周りのオーラからもすごく感じました。

長岡世界選手権ってことで、すごい大きな会場で、たくさんの観客の方も来てくださっていて。楽しい盛り上がってる雰囲気の中に乗っかって、気持ち強く6分間とかできていたと思うんですけど。本番でそのままいけなかったので、こういう雰囲気の中でもしっかりとも楽しんで滑れるようになるぐらいの練習を積んで、来シーズンまた頑張りたいと思います。

ペアSPで演技を披露する長岡(上)森口組

ペアSPで演技を披露する長岡(上)森口組

―世界選手権の演技を終えて、これから2人の中でどんなことを高めていかないといけないなと感じていますか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。