【壷井達也の言葉】「不安要素が出てしまった」冒頭ミスもフリーへ「悔しさ晴らす」

【ボストン=松本航、藤塚大輔】昨年末の全日本選手権3位で、初出場の壷井達也(22=シスメックス)は73・00点の24位と出遅れました。冒頭の4回転サルコーが空中でほどけて2回転に。「技術的にずっとうまくいかない状態が続いていた」という得点源の失敗が響きました。フリーでの挽回を目指します。25日の公式練習後と合わせ、現地限定のインタビューを「壷井達也の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇27日(日本時間28日)◇米ボストン◇男子ショートプログラム(SP)

「緊張からなかなか寝れない」

SPを終えて

―悔しい結果になりました

練習内容はこっちに来てからの調子を考えると、冒頭のミスは不安要素が出てしまったなっていうのは思いました。

―サルコーは気にしていた部分だと思いますが、今回も踏み切りでうまくいきませんでした

そうですね。6分間(練習)でちょっといい感覚のジャンプが跳べてはいたんですけど。ただ、本番、やっぱちょっと力んじゃって。

男子SPで演技を披露する壷井達也(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

男子SPで演技を披露する壷井達也(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

―緊張からなのか、技術的なことなのかどう分析していますか

緊張とは思いたくないんですけど、やっぱ昨日の夜も緊張からなかなか寝れないってことが多くて。この試合に向かって自分ができるような努力は絶対にしてきたと胸を張って言えるんですけど、でも、それでもなかなか本来自分が持ってる力を出し切るような状態まで持っていけなかったっていうのは、すごい悔しいです。

―サルコーの後はどのように切り替えましたか

アクセルと3(回転)―3に関しては、練習でもほとんどミスをしないようなジャンプなので、そこはしっかり気持ちを切り替えてできたんじゃないかなと思います。

男子SPで演技を披露する壷井

男子SPで演技を披露する壷井

―踏み切った瞬間に「やばい」という感覚でしたか

踏み切った瞬間はいけたとは思いました。でもなんですかね、体が無意識に開いてしまった。

―本能的に締め切れずにほどいてしまった感覚ですか

そうですね。はい。やっぱ不安要素がすごい頭の中にあったのかなと。

―サルコーの後は集中していました

本文残り74% (2032文字/2735文字)

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。