【りくりゅうの言葉】1度目の世界一から変化した2人の関係性「互いに見ればわかる」

【ボストン=松本航、藤塚大輔】愛称「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が2年ぶり2度目の優勝を飾りました。ショートプログラム(SP)首位の勢いに乗り、フリーでは今季自己ベストとなる143・22点を記録。合計219・79点でハーゼ、ボロディン組(ドイツ)を0・71点差でかわし、頂点に返り咲きました。1度目の優勝との違いにも言及した演技後の現地限定インタビューの様子を「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇27日(日本時間28日)◇米ボストン◇ペアフリー

ペアで優勝した三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

ペアで優勝した三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

全日本のキスクラからの切り替え

フリーを終えて

―演技を振り返ってどうですか

三浦そうですね。やっぱりショートよりかはすごく、なんて言うか、緊張感のある中だったんですけど、やっぱり大きなミスなく終われたことが一番大きいかなって思っています。

木原そうですね。サイドバイサイドが今シーズンやっと2人そろったんで、練習ではそろってたんで、いつか来るだろうって思ってたですけど、やっぱり今シーズン得意なスローでツーフットになる場面が多かったので、それはオーダーも考えてもう一度組み直した方がいいかなっていうのは。やっぱり今のパターンが自分たちに合ってないなっていうのは感じる場面はあるので、そこは来シーズンに向けてまたいいステップになったかなって思います。

ペアフリーで演技する三浦璃来(上)木原龍一組(共同)

ペアフリーで演技する三浦璃来(上)木原龍一組(共同)

―ショートのように大きくガッツポーツするわけでもなく、本当に死力を尽くしたという感じでした。優勝の時の心境はいかがでしたか

木原もちろんその感情もあったんですけど、第一に疲れたなって感情の方が強かったんで、出し切ったなっていう気持ちの方が強かったですし、点数的にもドイツの選手の方は分かっていたので。3コンボ入っているし、ジャンプはまってたんですけど、スローの分が伸びないだろうなっていう予想していたので、ギリギリ届かないかなっていうのはちょっとわかっていたので、その場面で、終わった後に璃来ちゃんと、また来シーズン、この経験をステップにまた頑張ろうっていう話はすごくしていました。

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

―140点台ぐらいが必要っていうところで、なんとなく分かっていましたか

木原多分スコアが219でしたね、トータルが。ショートが71とかでしたっけドイツの方。

三浦違うよ。73だよ。

木原だからまあ146ぐらい出したのかなと思っていたので、どうなるかなと思っていたので。

―率直に2人はどういう感情になったんですか

木原璃来ちゃんには伝えていないです。

三浦私、点数見てなかったんで。でも元々フリーは140がボーダーかなっていうふうに思っていたので。

木原140超えないと届かないだろうなって思っていたので。

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

―楽しむというのと、点数の目標設定のバランスはどのように考えていますか

三浦点数設定というよりかは、本当に自分たちのやることをやるみたいな。4大陸でたくさんのミスがあった中で140点を超えられたので、自信はあったんですけど。

木原実質でも今日もミスじゃないけど、ちょっとね、伸ばせなかったからね。

三浦でも、そろえたいですね。来シーズンは。

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

ペアフリーで演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

―つらいことが2年間あって、勝った瞬間に思い出した場面などはありますか

三浦やっぱり昨シーズンの龍一くんの大きなけがですよね。やっぱり本人がすごく滑りたいけど滑れないっていう、その葛藤もすごく分かっていたので、やっぱりこう、それを乗り越えられて本当に良かったかなって思っています。

ペアフリーで演技する三浦璃来(手前)木原龍一組(共同)

ペアフリーで演技する三浦璃来(手前)木原龍一組(共同)

―1度目よりいろんな感情が出ていると言っていた。格別の思いですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。