【中野園子コーチの言葉】教え子の坂本花織へ「それが彼女のいいところだと思います」

【ボストン=松本航、藤塚大輔】ショートプログラム(SP)5位の坂本花織(24=シスメックス)が、銀メダルを獲得しました。

1960年まで5連覇したキャロル・ヘイス(米国)以来、66年ぶりの4連覇はならず。それでも全ての力を出し切り、初優勝を飾ったアリサ・リュウ(米国)を涙ながらにたたえる女王の姿がありました。

表彰式後には長年指導する中野園子コーチ(72)が、そばで見つめてきた教え子の姿を語りました。

現地取材メディア限定のやりとりを「中野園子コーチの言葉」として、お届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇3月28日(日本時間29日)◇米ボストン◇女子フリー

女子フリーの演技後に取材に応じる中野園子コーチ(撮影・藤塚大輔)

女子フリーの演技後に取材に応じる中野園子コーチ(撮影・藤塚大輔)

「きっとアリサを讃えているのだと思います」

―今日の演技をどのように捉えられますか

頑張ったと思います。あれ以上はできなかったので。彼女にとっては良い結果だったと思います。来年につながるので。ちょっと今年はまだ、練習が足りなかった部分があるので、ここでもうちょっと神様が「頑張れ」と言っているということが自分でも分かって、あと1年、思いっきり頑張ってできるので良かったのではないかと思います。

女子で優勝したアリサ・リュウ(右)と健闘をたたえ合う坂本花織(共同)

女子で優勝したアリサ・リュウ(右)と健闘をたたえ合う坂本花織(共同)

―2位という結果だからこそ、来季につながるイメージでしょうか

はい。バネにできると思います。

―3月上旬の公開練習の時に比べると、調子が上がっていたように見えました

そうですね。そこは頑張ったのですが、そこはずっと他の人たちも走り続けているので、やっぱりアメリカで(大会が)あったということも、アウェーということもありますし、自分がショートで失敗していますしね。この結果で、彼女にとっては良かったと思います。

―世界選手権で3連覇。今季のモチベーションは、コーチの目線で、どのように見られていましたか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。