【壷井達也の言葉】寝られないほどの重圧、いつもと違う感情…初舞台で痛感したこと

【ボストン=松本航、藤塚大輔】男子の壷井達也(22=シスメックス)が、迷える胸中を明かしました。ショートプログラム(SP)で24位と踏みとどまり、総合21位で初の世界選手権を戦い抜きました。フリーから一夜明け、胸の内を丁寧に語りました。現地取材メディア限定のやりとりを「壷井達也の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇30日(日本時間31日)◇米ボストン◇男子一夜明け

一夜明け取材での表情

一夜明け取材での表情

「なかなか体がついてこない」

30日:フリーから一夜明けて

―一夜明けた心境はどうですか

ひと晩経ちましたが、まだ試合の悔しさだったり、自分自身に対するふがいなさだったり、そういったことを感じているところです。

―何に一番悔しさを感じていますか

今シーズンのNHK杯や全日本で残してきたような点数や結果を、ここでしっかり残せなかったことです。大舞台に向けて自分なりに追い込んで練習してきたつもりだったんですけど、気持ちでは頑張ってもなかなか体がついてこない、そういったところが悔しかったというか。まだまだ大舞台で自分の力を発揮できなかったと感じています。

フリーを終え、悔しそうな表情を浮かべていた

フリーを終え、悔しそうな表情を浮かべていた

―今大会で得られたものはありますか

通用するところを挙げようと思っても、なかなか挙げられないところがあって。この試合に限っては、まだまだ実力が足りないと痛感しているんですけど、シーズン全体として見れば昨シーズンよりも成長を感じることができました。

―フリー後に中野コーチやグレアムコーチとどのような会話をしましたか

「まだまだ実力が足りない」と言われて。「もっとシーズンを通して、たとえ調子が悪い中でも、最低限できるレベルを引き上げないといけない」という話をしました。

―日本男子が3枠を取ることができたことについてはどう思いますか

僕が本当に貢献できたと言えるかは怪しい面が多くて。鍵山選手、佐藤選手の2人にすごく重圧やプレッシャーを背負わせてしまったと感じています。

―ミラノ・コルティナ五輪への思いはいかがですか

そこを目指して4年間やってきたつもりではあったんですけど、現状との差が大きすぎると本当に感じています。来シーズンに向けてどうするか考えないといけないというのは分かっているんですが、なかなかそこまで考えが及ばないというのが、本音であり、正直な気持ちでもあります。

―現状で4回転ジャンプはサルコー1種のみですが、来季のジャンプ構成について考えていることはありますか

シーズン前半はショート2本、フリー3本という構成を目指して、試合でもやっていたので、そこを1つの目標にして来シーズンは臨んでいきたいです

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。