【WATCH!ペトロシャン】18歳の調整 2度の公式練習の詳細リポート/北京発

フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選が、9月19日から始まります。

18日は本番会場の北京・国家体育館で公式練習が行われました。

注目が集まるのが個人の中立選手(AIN)として五輪出場枠確保を目指す、女子のアデリア・ペトロシャン(18=ロシア)。国際スケート連盟(ISU)はかねて大会期間中に取材エリアや記者会見での取材を行えない旨を通達しており、この日の練習後も別の動線で引き揚げました。

今大会は松本航記者(34)が現地で取材。「WATCH!ペトロシャン」として、公式練習の一部始終をお伝えします。

※ジャンプの種類や回転数は目視。実際と異なる可能性があります

フィギュア

<フィギュアスケート:ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選>◇18日◇北京・国家体育館◇女子公式練習



ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から3人目)と話すアデリア・ペトロシャン(同4人目)(撮影・松本航)

ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から3人目)と話すアデリア・ペトロシャン(同4人目)(撮影・松本航)


ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から4人目)と待つアデリア・ペトロシャン(同3人目)(撮影・松本航)

ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から4人目)と待つアデリア・ペトロシャン(同3人目)(撮影・松本航)


あまりにも事前の情報が少なく、ガランとした観客席に腰かけて、その時を待った。

練習開始は午前11時25分(日本時間午後0時25分)。

ペトロシャンはその少し前に姿を現すと、先に関係者と談笑していたエテリ・トゥトベリゼ・コーチの元へと進んでいった。


ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から2人目)と待つアデリア・ペトロシャン(右)(撮影・松本航)

ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から2人目)と待つアデリア・ペトロシャン(右)(撮影・松本航)

タス通信の報道にはペトロシャンを担当する男性コーチが、同行を認められなかったとあった。

トゥトベリゼ・コーチはこれまでもジョージア選手らを指導しており、今回の公式練習中は2人で行動をしていた。

ペトロシャンが練習着の上に羽織っていたジャージーは、従来のロシア代表でイメージされる白を基調としたものではなく、遠目には水色にも、緑にも見える、明るいものだった。


ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から2人目)と待つアデリア・ペトロシャン(右)(撮影・松本航)

ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習前、エテリ・トゥトベリゼ・コーチ(右から2人目)と待つアデリア・ペトロシャン(右)(撮影・松本航)


午前11時25分になった。

アナウンスに導かれるようにリンクに足を踏み入れ、ジャージー姿のペトロシャンは早速、体を動かした。


ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習に臨んだアデリア・ペトロシャン(右)とエテリ・トゥトベリゼ・コーチ(撮影・松本航)

ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選の公式練習に臨んだアデリア・ペトロシャン(右)とエテリ・トゥトベリゼ・コーチ(撮影・松本航)


驚いたのは、仕上げの早さだった。

アクセルの踏み切りを確認したかと思えば、ジャンプを跳び始めた。


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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。