【菅沼菜々を追う〈上〉】熊本も熊本城もクマも好き!密着3日間をたっぷりお届け

菅沼菜々(23=あいおいニッセイ同和損保)が国内女子ツアー第7戦、KKT杯バンテリン・レディース(4月14~16日、熊本空港CC)を20位で終えた。ツアー未勝利ながら、昨季は年間ポイント8位の実力者。第1ラウンドで3位発進し、初優勝の期待も高まったが、第2、3ラウンドは伸ばせなかった。それでも連日、多くのギャラリーを引き連れる人気選手。3日間の戦いぶりを紹介する。また、これまであまり語ることがなかった、舞台裏や「好きな○○」など、ゴルフ場以外の部分もたっぷりと語った。上下編にわたってお送りします。

ゴルフ

「女子ゴルフを追う」第7弾〈KKT杯バンテリン・レディースより/4月14日~4月16日〉

【菅沼菜々を追う】上下編でお送りします!

【最後に菅沼菜々の魅力満載の20ショット掲載!】

第1日 1番、ストレッチ

第1日 1番、ストレッチ

【第1日/4月14日】「お父さんが疲れていたので、運転しました」

4バーディー、ボギーなしの68、4アンダー3位

菅沼らの第15組が2番パー4をプレー中に、大粒の雨が降り出した。すると同組の堀琴音、大里桃子が、このホールで立て続きにボギー。そんな中、菅沼はティーショットをフェアウエー右サイドに運ぶと、第2打を右3メートルに乗せた。バーディーパットは、わずかにカップの横を通過したがタップインパー。ここから耐える時間が続いた。すると6番パー4で最初のバーディー。第2打を1メートルにつけて伸ばした。

1アンダーで折り返すと、後半は3バーディーを奪った。11番パー5は第3打を1メートルにつけ、13番パー3は6メートルのパットを決めて伸ばした。18番パー5も、第3打を1・5メートルにつけてバーディーで締めた。4バーディー、ボギーなしの68、4アンダーで3位。首位の申ジエ(韓国)とは2打差の好位置につけた。

ホールアウト後は「雨は好き。雨になると、より集中できるからです」と、笑顔で声を弾ませた。ファンにとっては笑顔の印象が強いと予想されるが、実は頭脳派の一面もある。

「4アンダーが目標だったので、予定通り回れてよかったです。毎試合、練習ラウンドを回った感じとか、去年までの大会から、優勝スコアを予想するんです。それを3日間大会なら3で割って。そうすると、この大会は、毎日4アンダーずつ出せば優勝できるかなって」。優勝への第一関門を突破し、堂々と話した。

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1999年入社。現在のスポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。