【窪寺伸行・オレに任せろ】

 ◆12R 平和島は10~13年に担当した。戸田同様、予想は本当に難しかった。風速や風向きでレースがコロコロ変わるのを痛感した。前検日は強い向かい風が吹きつけたが、初日は強めの追い風に激変する予報。思い返せば追い風が強めに吹きだす春先(3、4月)は2コース勝率が上がる。差しが決まるパターンも多い。

 これを踏まえ、本命は水面状況にベストマッチする2号艇の桐生順平を推す。ドリーム組は水準以上のエンジンが多いが、その中でも特訓の行き足は桐生と山崎智也の内枠勢が好印象。桐生は試運転も中島孝平より強めだった。現状の行き足が十分な上に「ペラが合えば良くなりそうな雰囲気もあります」と伸びしろも感じさせた。さらに追い風予報を知ると「向かい風はどうかなと思ったけど追い風はうれしいです。2コース、いいじゃないですか」と表情に色気も出てきた。クラシック連覇へ「自分しかできない(権利な)ので」と気合乗りも◎。追い風を味方に、連覇へ好発進を決めるとみた。

 進入は守田俊介次第で流動的だが、桐生は2コースを守る公算大。山崎の懐を鋭く突く(2)(1)流しが本線。予想以上にインが流れた場合の(2)(4)(1)、(2)(6)(1)と、山崎が逃げた場合の(1)(2)(4)、(1)(2)(6)が押さえ。ちなみに「なんだよ、風が吹かないよ~」のパターンでも、桐生がお薦め。好気配の片りんと水面状況に応じた巧みなさばきで抜け出す。