児島ボートは令和6年4月より、スタンド棟のリニューアル工事を行う。

新施設コンセプトは「誰もが訪れ 快適な時間を過ごせる 開かれた ボートレース児島」とし、主に<1>観覧施設の最適化、<2>多様なニーズへの対応、<3>多世代が集う場の創出、<4>防災機能を整備、<5>環境に配慮した施設、を実現するという。

倉敷市児島モーターボート競走場スタンド棟施設整備 基本設計 縮尺1:300
倉敷市児島モーターボート競走場スタンド棟施設整備 基本設計 縮尺1:300

各項目を元に行われる工事は次の通り。

<1>施設のコンパクト化を図り、誰もが訪れたくなる「ボートレース児島」を目指す。

<2>多様なシートの設置、グループ席の充実やハイグレードな指定席を設置。屋外には遊具を配置した子どもの遊び場を新設。家族が利用しやすいフードコートの新設する。

<3>各エリアの魅力が連続し、街に開かれた地域の交流拠点を作る。多様なイベント開催に対応したイベントホールを整備する。

<4>津波や高潮の時に地域の人たちが垂直避難できる屋外広場を設置する。一時避難所として活用できる特別観覧施設のROKUを整備する。

<5>ゼロカーボンシティを実現するために、新設する建物は先端技術を盛り込んだ環境配慮型施設を目指す。

プレオープン時期は令和7年冬ごろで、グランドオープン時期は令和9年秋ごろとしている。

なお、令和6年4月からは当面の間、スタンド棟の入り口側(北側)のみでの営業となる。主に、4階を観戦エリアとして、食堂は2階サルビア、売店は3階もみじが利用可能。

児島ボートのリニューアル工事が4月より行われる
児島ボートのリニューアル工事が4月より行われる

一方でロイヤルルームと指定席は使えず一般観覧席の利用となる。また、第2入場門は閉鎖される。その他では、仮設フェンス設置のためレース観戦に支障がある場合があるという(※工事期間などは予定のため、変更の可能性あり)。

新しいボートレース児島が、一体どのような姿に大変身をとげるか楽しみ。ぜひとも、この目で真新しくなったスタンドを見たい。【前原一樹】