伊東ナイター開催中の1月31日と2月1日の2日間、競輪学校115期生徒(男子)の展示訓練が行われました。展示訓練とは、競輪場のファンの前でレースをする訓練のこと。1R発走前の高松G3場外発売中に、競輪学校生徒のレースが行われ、ファンから「頑張れよ!」「まくれよ!」といった声援が飛んでいました。

115回生にとって初めてファンの前で行われたレース。7番車が脇本雄太の弟脇本勇希生徒(撮影・山本幸史)
115回生にとって初めてファンの前で行われたレース。7番車が脇本雄太の弟脇本勇希生徒(撮影・山本幸史)

1Rには脇本雄太の弟・勇希生徒(20=福井)が登場。9番車にはゴールデンキャップ獲得の坂井洋生徒(24=栃木)。

激しい先行争いの末に前団をたたき切った、1番車の小原佑太生徒(撮影・山本幸史)
激しい先行争いの末に前団をたたき切った、1番車の小原佑太生徒(撮影・山本幸史)

レースを見ていて目を引いたのは小原祐太生徒(22=青森)。16年全日本選手権1キロTT優勝の実力者で、第3回記録会でも1キロTTで1位。同期にはゴールデンキャップ2人が誕生していますが、先行したい生徒が多い中でカマして逃げ切った末脚が光っていました。個別写真が撮れなかったのは痛恨ですが、要チェックや!

管理課長から訓辞を受ける生徒たち。誘導タイムや、接触しそうな行為に注意を与えていました(撮影・山本幸史)
管理課長から訓辞を受ける生徒たち。誘導タイムや、接触しそうな行為に注意を与えていました(撮影・山本幸史)

レースは9車立てで誘導も生徒が務めました。一方、審判員は今開催の伊東競輪の審判団が担当。レース後には管理課長を通じて審判からの総評が伝えられていました。

なお、3月18~19日には同じ伊東で卒業記念レースが開催され、一般の方々も観戦できます。全員が単騎でビュンビュンと先手取りに動くレースは一見の価値あり。未来のG1レーサーを発掘するのも面白いと思います。【山本幸史】