平成30年優秀選手表彰式に出席した左から小林優香、河端朋之、石井寛子、児玉碧衣、脇本雄太、浅井康太、山崎賢人
平成30年優秀選手表彰式に出席した左から小林優香、河端朋之、石井寛子、児玉碧衣、脇本雄太、浅井康太、山崎賢人

前日の日刊競輪三賞に続き、14日は都内のホテルでJKAの「18年優秀選手表彰式典」が行われた。

残念ながら最優秀選手賞の三谷竜生と特別敢闘選手賞の清水裕友は、ともに直前の全日本選抜での落車によるけがで欠場。7人が晴れの舞台に上がった。コメントは以下の通り。

脇本雄太(優秀選手賞、国際賞) (ナショナルチーム中心の生活で)競輪を走る回数は減っているが、去年の後半は(車券に)貢献できたと思う。より自信を持って戦えるようになったのはトレーニングのたまもの。トレーニングは最初は少し戸惑ったが、今はすごく成果が出ている。僕もヘッドコーチのブノワを信頼しているし、ブノワも僕を信頼してくれている。今年は最優秀選手賞を狙っていきたい。

浅井康太(優秀選手賞) 先日(全日本選抜での追突落車失格)はすみませんでした。昨年は7年ぶりのG1優勝(競輪祭)という結果は出たが、悔しい部分もある。今年もタイトルを取ってGPに出たい。SSとしてしっかり責任を果たしたい。

山崎賢人(最優秀新人選手賞) 昨年の4月からアフロにしています。今年も続けていきたい。昨年は良すぎる部分もあった。目標が記念(G3)優勝だったので(デビューして)ここまでは予定通りにきている。今年はG1? そうですね。全日本選抜で(同じ九州の中川誠一郎が勝ち)刺激になった。九州勢としてうれしかったが、悔しい気持ちもあって少し複雑。レースに関しては反省ばかりです。先行で風を切って粘るレースをしたい。(ナショナルチームにも)ぜひチャンスがあれば行ってみたい。

河端朋之(国際賞) (世界選手権銀メダルは)まだ実感がない。日本の競輪で勝てていない? ラインがあったりして難しいところがありますね。練習は順調です。次の世界選手権は金メダルを取りたい。結果を出して東京五輪を目指します。

児玉碧衣(ガールズケイリン最優秀選手賞) (あいさつで)すごく緊張して、かみました。来年は大丈夫です。今年はもっと強くなってもっと勝ちたい。姉弟子(小林優香)に負けないように。去年よりいい成績を残したい。最後にもう一言? (小林)優香さんには負けません。

石井寛子(ガールズケイリン優秀選手賞) 普段は朝から晩まで家にいないですね。練習して昼間は車で寝ていたりしますね。昨年はガールズケイリンフェスティバルを取れたし、とてもいい1年でした。今年はもう少し攻めたレースをしたいですね。

小林優香(国際賞) 落車したけど、メディカルスタッフにケアしてもらって、世界選手権も近いので今はそこに向けてトレーニングをしています。とにかく結果を出したいのでがむしゃらに。ブノワさんはお父さんみたい。怒られても(怒られっ放しではなく)言い合いはします。妹弟子(児玉碧衣)がすごく調子に乗っているので、今度は私が勝ちたいですね。

各選手のリラックス&晴れ晴れとした表情が実に印象的だった。【栗田文人】

18年のJKA表彰式 左から国際賞の小林優香、ガールズ最優秀選手賞の児玉碧衣、同優秀選手賞の石井寛子 
18年のJKA表彰式 左から国際賞の小林優香、ガールズ最優秀選手賞の児玉碧衣、同優秀選手賞の石井寛子