来年の東京五輪代表の橋本英也(26=三重)が、現在は競輪に集中している。

チャレンジで92点の得点は驚き以外にない。「これでS級で優勝でもしていればね。まだチャレンジですから」と笑い飛ばす。

コロナ禍で今年開催予定だった五輪が延期となり、競技の海外遠征もなくなった分、本業の競輪にあっせんが多くなってきた。「競技と競輪で走り方を変えているわけではない。行けるところから行くだけ」と、あくまでもひらめきでパワーを出し続けている。

予選4Rで番手の山田圭二は「彼は宇宙人的な発想の持ち主。僕は集中して付いていくだけ」と、橋本のキャラクターとパワーに圧倒されている様子だった。