逃げっぷりの良さが自慢のルーキー梁島邦友(21=茨城)が気合を入れ直した。

前場所の青森で5カ月ぶり2度目の優勝を飾り、勇んで臨んだ今場所。予選3Rは逃げ切ったものの、準決3Rは後手に回ってからまくり上げて2着だった。

打鐘過ぎに同期の藤田周磨に簡単にたたかれた場面を振り返り、猛省した。「長走路を意識し過ぎてしまった。藤田さんを出させて、すぐにカマせばいいかと。考えが甘かったし、中途半端でした」。

直近4カ月でバック23本を持つ身として、チャレンジ決勝8Rこそ主導権を奪いたい。逃げる。そして押し切る。レインボーカップファイナルに挑む藤田と上川直紀を封じて、存在感を示すつもりだ。