チャレンジの主役は予選3Rを走る119期の照井力斗(21=岩手)だ。すでに優勝7回。特昇できないのが不思議なくらいのスピードを持つ実力者だ。前走宇都宮決勝は、6番手2角まくりで、上がり13秒8の快速タイムで完全Vを決めた。

「前走の決勝は結果的に自分だけが届くレースになってしまいました。でもそれ以外はライン決着に徹することを第一に考えているし、課題も減ってきました」と自己分析した。今月末には久留米でレインボーカップチャレンジファイナルを走る。「7月から2班なんですが、どうせならこの勢いで、レインボー前に特昇を決めたい」。今回は同期のライバルが3人(南儀拓海、中山拓人、原田翔真)いるが、圧倒的なスピードを発揮して連続完全Vへ挑む。