100期の稲葉一真(34=静岡)がデビュー13年目の今になってブレークを遂げた。昨年9月取手でA級1、2班戦初優勝を飾り、1班になった今期はすっかり特選シードに定着。伸びもさばきも評価が高まり「1年半ほど前に梶原亜湖さんからセッティングを教わり、自転車を乗る感じが良くなった」と好調の秘訣(ひけつ)を明かした。

今期も残すは2カ月。競走得点はS級昇格ボーダー近くの91点台になり、欲も出る。家に帰れば2児のパパは「家族のためにも頑張る。S級に上がれるチャンスはそうはない」と、まずは加賀山淳マークの特選7Rへ意気込んだ。