松阪ウィナーズカップが終わって中4日。今度は同じ三重県で四日市G3が始まる。

松阪に向かう途中に四日市があるので「また同じ道かぁ」と思いながら四日市入りした。私と違って他地区から参加する選手は、もっと思っているに違いない。なのに諸橋愛ちゃんは、中4日の間に岐阜競輪まで出稽古に来たらしい。一流選手の情熱はすごい。

ヤマコウは守沢太志の直線一気に期待
ヤマコウは守沢太志の直線一気に期待

初日は守沢太志を取り上げる。今年からS班になり、名前負けすることなく結果を残している。ウィナーズの決勝は高橋晋也の駆け出しに離れて、松浦悠士に番手に入られた。どうやら「スリップした」のが原因だが、悔しい負け方だったろう。スリップしてスピードが乗らなかったので、清水裕友に当たることもできなかった。

前の高橋も雨で車輪が滑り、スピードが乗り切らなかったので、松浦の番手まくりを許した。清水の優勝は、脚力があるのは当然として、全ての流れが清水に向いた。優勝と負けは紙一重だったと言える。

特選12Rの守沢は、小松崎大地を目標にレースを進める。自力選手を比較すると劣勢は否めない。しかし、守沢の長所は後方からの突っ込み。直線が長い四日市はおあつらえ向きと言えるだろう。(日刊スポーツ評論家)