青龍賞と白虎賞は吉田拓矢と古性優作が1着だった。両者に共通しているのは、レース勘のよさ。脚力だけではない、隙を逃さない走りも上位には必要だ。
準決11Rを走る杉浦侑吾(31)も、愛知から栃木に移籍して大きくなった。青龍賞は、4番手に入りながらも中野慎詞をたたこうとする。「行きたくなる性分が出てしまった」が、もう少し待てば違う結果になった。しかし、その破壊力は見事で、1予の2走は力強く押し切った。近況の杉浦は、自分が持つ距離を計算して走っているように見える。「警戒されて後方に置かれるようになったので、自然と今の走りになった」ことが結果につながっている。「先行にこだわっているわけでもなく、勝てる戦法が自力だけど、合わされても外にへばり付ける技術を身に付けたい」と、レースを投げないことも心がけている。
準決11Rは先行日本一の新山響平がいて、ハイピッチなレースが想定される。しかし「新山さんより郡司(浩平)さんと今回3回目なので『また?』って感じです」と場を和ませる。関東に移籍してから、キャラが明るくなったように思うが「慣れただけです」と自然体を強調する。関東でもまれながら、自分なりの勝ち方を模索してきた杉浦。準決でも積極的な走りを期待したい。(日刊スポーツ評論家)























