大嶋一也(59=愛知)が約36年にわたるレーサー人生に別れを告げた。

 ラストランとなった9R、6枠から回り込んで2コースに進入。白星こそ飾れなかったが、巧みな差しハンドルで2着だった。

 ピットで弟子の仲口博崇や赤岩善生が出迎え、花束を贈呈して長年の労をねぎらった。大嶋は「最後の最後までいっぱいの声援をいただいた。蒲郡のファンは日本一。選手冥利(みょうり)に尽きます。ボート人生に悔いはありません。ありがとうございました」。ファンに向けて感謝の言葉を口にした。