ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)の出場メンバー、選手情報を届ける。

<毒島誠(33=群馬)GP賞金7位>

 今年のSG戦線ではエンジン抽選運に泣かされた。準優に進出したのは3月クラシックのみだったが、下関チャレンジカップでは準優、優勝戦を王道の逃げで完勝。この優勝で賞金ランキングは20位から7位に浮上。文字通りチャレンジを成功させた。「できれば2ndから行きたかったけど、(1stの)1号艇をもらえたのは良かった」。パワーが互角なら常にトップ争いを演じられる。

 4回目のグランプリに「出るからには取るつもりでいく」。黄金のヘルメット獲得へ、再びチャレンジする。

<海野ゆかり(44=広島)QC賞金7位>

 抜群の勢いを示す。6日現在の優出15回は、長嶋万記の17回に次ぐ女子2位。「大崩れなく成績を残せたと思う。フライング(F)を切ってなければ抜群と言えるけど…」。4月のFを反省したが、安定感はさすがだ。特に近況は神懸かり的。今年優勝6回のうち、5回が8月以降で、この中には4、5、6コースからのV奪取がある。04年、16年のレディースチャンピオン覇者だが、クイーンズクライマックスはまだ。「欲しいですね。狙っていきます」。流れの良さと持ち前の決定力で、年末クイーンの座を射止める。