ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)が行われる。

 ◆住之江GP展望 

 峰竜太が獲得賞金額1億円超えで、トライアル2ndから登場し、1号艇に座る。直近の芦屋周年では見事に優勝。勢いに乗って初のグランプリ制覇に挑む。地元の大阪支部からは石野貴之、松井繁、田中信一郎の3人が出場する。勝手知ったる水面で、黄金のヘルメット奪還に気合が入る。深川真二、中田竜太、森高一真、前本泰和の4人が初出場。特に平和島ダービーを制した深川のコース取りに注目だ。減量効果で好調を維持する白井英治、下関チャレンジカップで一発逆転の出場を決めた毒島誠からも目が離せない。

 ◆大村QC展望 

 日高逸子が出場を逃した今年はベテランと中堅、若手の3層の対決構図だ。最近2年は川野芽唯、松本晶恵が優勝、夏のレディースチャンピオンも小野生奈が制し中堅、若手が勢いに乗る。遠藤エミがSG戦線を沸かせ、長嶋万記は年間8回Vをマークと、誰が勝ってもおかしくない。だがG3オールレディースではベテランが強く山川美由紀、寺田千恵、海野ゆかりが複数回の優勝を飾った。中でも海野は10月以降、3回V。3月の新設G2レディースオールスターを勝ったのも山川だった。ベテランの真価発揮も十分ある。