太田美穂(21=三重)が約100日のブランクを経て実戦に復帰する。

 10月、松山国体のケイリンで落車。頭蓋骨骨折、くも膜下出血、両顎骨折の重傷を負った。選手生命どころか、命も危うい状況だった。

 けがも癒え、待ち遠しい復帰戦を迎えた太田は「まだ、いいときに比べてタイムも出てない。でも、地元だし思い切って走るだけ。戦法も『自在に変えたら?』とも言われましたが、普段通り自分のレースをします」と、主導権は譲らないつもりだ。

 師匠の萩原操からは「777でもいいから、自分のレースをして出し切ってこい」とエールをもらった。初日6Rは強敵・小林莉子をどれだけ苦しめられるか注目だ。