日刊スポーツ新聞社制定「第31回競輪年間三賞」の表彰式が14日、都内のホテルで行われた。ガールズ最優秀選手賞には、5度目の挑戦でガールズグランプリを制した石井寛子(32=東京)が初受賞した。

 ガールズ最優秀選手賞を初受賞した石井寛子がステージで喝采を浴びた。昨年はスピード豊かなまくりと追い込みを武器に、52勝&優勝14回の活躍。年末のガールズGPを初制覇し初の賞金女王になった。

 表彰式ではGPのレース映像が流され、来場者とともに、感動のシーンを見つめた。トークショーでは中野浩一氏と山口幸二氏から称賛され「会心のレース。もう一生(同じことは)できない。1カ月作戦を練って、イメージ通りに走れた」と感慨に浸った。その後もファンから差し出された色紙にペンを走らせ、記念撮影にも笑顔で応じ「楽しかった。今年もいい成績を残して、またこの場に呼ばれたい」と笑顔を見せた。思いやりも魅力で「勝てたのは自分の力だけではない。大きいレースを勝ったら恩返しの気持ちで自然災害があった場所に寄付をしたいと思いました」と13日に総計300万円を宮城県石巻市や熊本競輪場などに寄付した。

 日ごろは地元の京王閣で寛子塾を開き、出げいこに訪れたガールズ選手にノウハウを教えるが「みんなから教わり、それが力になっている」とおごりはない。

 現在、ガールズで最多優勝61回の記録を持つ。しかし頂点に立っても一戦必勝の思いは変わらない。「グランプリで優勝してうれしかった。普段の優勝も同じうれしさなので、また頑張ります」。女王はバレンタインデーの日にファンに勝利を届けることを誓った。