井手良太(30=大阪)がデビュー初優勝を決めた! 

 優勝戦はベストコンディションだった。人気を集めた1号艇の桂林寛は、1Mを先マイしたものの、井手の鋭角的なまくり差しのハンドルが入った。バックでは井手がややリードして2Mへ。

 ここで「テンパリました」の井手が勢い余ってオーバーターン。再度、桂林が並んできたが、それもつかの間、一瞬で引き離して勝負を決めた。「桂林さんが近くにいたので、とにかく慎重に、(レバーを)落として落として回りました」と、念願の初優勝のゴールを駆け抜けた。「事故が多いので、今後は今まで以上に集中して走ります」と気を引き締めていた。