「ROAD TO オールスター」の第2回は今大会の展望だ。ファン投票第1位は2年連続で峰竜太(33=佐賀)が輝き、初日ドリーム戦の1号艇を手にした。難敵となるのは昨年のDRで峰をまくった桐生順平(31=埼玉)で、シーン再現があるか注目される。井口佳典(40=三重)はSG連続Vに挑む。

<大会総展望>

 ファンが選んだドリームメンバーの激突はオールスターの華だ。メンバーは(1)峰竜太(2)桐生順平(3)松井繁(4)白井英治(5)井口佳典(6)魚谷智之となっている。豪華メンバーの実力は拮抗(きっこう)している。全国でも有数のイン有利な水面だが、SG級の舞台では絶対ではない。

 峰は3年連続で最高勝率選手となり、2年連続でファン投票1位。どのコースからでも上位着を奪える魅力がある。だが、高速ターンを決める桐生も存在感を示すはず。DRは昨年と同様に激しい攻防になる。

 井口は3月の戸田周年でフライングを切ったものの、2場所後のSGクラシックをまくりで制した。今回は史上15人目のSG連覇を狙う。松井も当地65周年記念を制するなど尼崎は得意水面で目が離せない。

 地元で奮起する魚谷智之は通算30度目の当地VをSGの舞台で達成したい。レジェンド今村豊や、山崎智也の復活も期待される。男子選手と互角の戦いを演じる遠藤エミ、長嶋万記ら7人の女子選手も着実に舞台慣れしてきた。【大上悟】

※明日はコースの特徴分析