北海道登録では初となるガールズレーサーが3日、地元函館でデビュー戦を迎えた。

 先陣を切り、北海道ガールズ界に歴史を刻んだ三尾那央子(30=北海道)は前前に踏んで好位確保に動いたが、矢野光世のカマシに飛び付けず7着と、ほろ苦いデビューとなった。現地で見守った、夫でJRA相沢厩舎の三尾一之助手は「着順ともかく、無事初戦を走り終えてホッとしました。朝から緊張しすぎて疲れました」と語っていた。

 また、7Rに登場した寺井えりか(26=北海道)は、3番手から前団をたたいて最終ホームから果敢に先制。山原さくらの豪快まくりを浴びたが、3着に粘り込んだ。

 2人は北海道初のガールズ選手を育成するホワイトガールズプロジェクト(WGP)の1期生。北海道勢の初勝利は4日の予2以降にお預けとなった。