びわこボートの「開設66周年記念 G1びわこ大賞」は、明日12日から17日まで行われる。個性派ぞろいの今節の注目選手を紹介する。

イン受難のびわこは、アウトからのまくり差し、最内差しが効果的。その展開を見据えて差しを意識したハンドルを送り込む選手が目立つ。中でも、展開をシャープにとらえるタイプとして、深谷知博、茅原悠紀、岩瀬裕亮を取り上げる。深谷は湖面で優勝こそないが、常にパワー出しは際立つ。「相性というか、いいイメージの方が強い。成績的に足は良くても、優勝戦にいけていないイメージがある。でも、自分の中では、嫌なイメージはないです」。水面に苦手意識はなく、深谷自身も差しやすい水面と自信を持つ。「カドからばちっといって、まくるイメージはない。まくり差し、差しの方がイメージはあります。うねりがあると、3コースツケマイは厳しくて、差すイメージがある」。

直前の住之江タイトル戦は、フライング休み明けながら今年6回目の優勝を飾った。「住之江を走って、(ペラ調整は)こういう感じなのかな、ってところはつかめた」。エンジンを的確に仕上げて、シャープな差しハンドルを繰り出す。

もちろん、グランプリ覇者・茅原の超絶ターンや、得意水面で躍動必至の岩瀬、フライング持ちでも中田竜太が楽しみ。