鈴木圭一郎(23=浜松)が1月の飯塚「全日本選抜」以来、7回目のSG制覇を成し遂げた。同選手のSG完全Vは16年浜松「日本選手権」以来2回目。2着に佐藤貴也、3着金子大輔で浜松勢でワンツースリーだった。

会心のトップスタートだった。「練習ではスタート空回りしてしまった。なので本番では8番手から追うぐらいの気持ちで切った。そうしたらいいスタートがいけた」と好スタートで1周回1コーナーを先頭で回ると、佐藤貴也、木村武之らの2番手争いを尻目に後続には影を踏ませない逃走劇。結局、上がり3秒355の好タイムでぶっちぎった。

4期連続で全国ランク1位を継続し続けているが、「これからもナンバーワンでいられるよう努力します」とヒーローインタビューでは謙虚に話した。鈴木は、この後はG2山陽「若獅子杯」(20~24日)を挟んで、次のビッグタイトル、SG川口「日本選手権」(31~11月4日)が1カ月も開けず、すぐ始まる。次の「日本選手権」でも3連覇がかかるが、そこでも強烈なスピードで大会の主役の座は揺るがない。