鈴木圭一郎(23=浜松)が大会3連覇でSG7回目の制覇! 1枠からトップスタートで10周回をそのまま押し切り、16年「日本選手権」(浜松)に続く自身2回目のSG完全Vを達成した。2着は佐藤貴也、3着は金子大輔で、地元の浜松勢が上位を独占した。

鈴木は互角の飛び出しから1周1コーナーで先制すると、そこからはまさに独演会。「2級車のように(アクセルグリップを)開けながら」のハイペース逃げ。後続の混戦を尻目に、大会3連覇、自身2回目のSG完全Vを決めた。

「跳ねも滑りもなく、いい音が出たしエンジンは良かった」。好仕上がりのマシンの逃走劇も「10周回逃げるのは疲れます」と苦笑いした。今後の抱負については「2~3番手から勝てるようなさばきを身につけたい」。道中のテクニックをさらに磨きたいと話す。

「SGが取れたから、とりあえず流れは戻ってきてますね。そう思いたい」と満面の笑み。31日からの川口SG日本選手権でも、大会3連覇がかかる。「思いは変わりません。いいレースをするだけ」。好リズムを取り戻した圭一郎がさらに加速し、平成最後の年末へ向けて突っ走る。【木村重成】

◆鈴木圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年(平6)11月30日、東京都生まれ。浜松所属32期生。S級1位。SG優勝は全日本選抜(16、18年)、日本選手権(16、17年)、SS王座決定戦(16年)、オールスター(17年)。通算優勝28回。1着341回。趣味は魚釣り、車。160センチ、50キロ。血液型A。