日本競輪選手会の千葉支部所属選手が13日、千葉競輪場で最後の練習を行った。

明日15日からバンクを取り壊す予定で、中村浩士支部長や伊勢崎彰大らが9時30分からの周回練習を前に続々と集結。それぞれが感慨深そうに最後の練習を行った。

11時から行われたセレモニーでは、選手が集まり、バンクに向けて感謝のあいさつ。最後の練習とセレモニーを終えた中村は「高校1年生から20年以上の長い付き合い。ペダル1歩1歩が重たいというか、しみじみと感じるものがある」と感傷に浸った。

20年秋の完成を目指す仮称「千葉公園ドーム」は、屋内に自転車競技の国際規格に準拠した1周250メートルのトラックを設置する予定。仮称250(にーごーまる)競輪へ向けて、中村は「競輪界、そして自転車界にとって新しい世界を作れる。千葉支部としても応援したいし、250バンクの支えになりたい。自分もそのバンクで走りたい」と意気込んだ。