昨年末のSSシリーズ戦を制した最強女子レーサーの佐藤摩弥(26=川口)が“たたき2戦目”で本領を発揮する。

SSシリーズ戦の優勝後はケガの治療に専念。約1カ月半ぶりのレースとなった前節の川口一般戦は4戦未勝利に終わり、「ケガの方はもう大丈夫ですが、レース勘が鈍くなっている。暖かくなって、年末と感じも違っていて、フレーム周り、腰回りなどがしっくり来ていない」と課題を口にする。

もっとも4月からS級(23位)に返り咲く女子選手の第一人者は責任感も人一倍で、「地元の記念なのでより一層、気持ちが入ります。この大会は相性もいいし、とにかく安定した走りを心がけたい」と闘志をみなぎらせる。

今節は降水確率が高い日も多く天気は流動的だが、「久しく雨に乗ってないので不安ですが、小雨よりじゃんじゃん降ってる方が好きですね」とニヤリ。16年にG2川口記念で女子初のグレード戦を優勝。昨年の日本選手権では史上初の女子SGファイナリストになり、年末のG2格のSSシリーズ戦も上がり3秒339という脅威の時計で逃げ切ったサトマヤが、G1制覇という新たな歴史を刻むか、注目のシリーズとなる。