第43回日刊スポーツ杯は4日間の得点率制で行われる短期シリーズだ。初日注目の12R江戸川選抜の1号艇には中野次郎(38=東京)が指名された。

駆る24号機は初降ろしの4月、今回参戦している中山雄太が優出したエンジン。その後は優出こそないが、行き足系の良さが目立っている。

「初日は1回乗りで時間もあるし、出足型にペラをたたいていく」。中野は前検で、早くも今節のペラ調整の方向性を明かした。1号艇ということを考えれば、出足寄りにシフトするのも当然といえば当然だ。

近況の調子を問われ「普通ですね」と謙遜する。だが、7月宮島一般戦から始まり、常滑SGオーシャンC、8月尼崎一般戦(優勝)、前走地の平和島お盆開催まで4連続優出中。言葉にすれば「普通」でも、流れを見れば悪いはずはない。初戦は絶好枠だけにイン速攻で逃げ、今シリーズを引っ張っていく存在になりそうだ。