太田和美(46=大阪)がインから逃げ切り、18度目のG1優勝を飾った。2着には石野貴之が入り大阪コンビのワンツー決着。3着には永井彪也が続いた。

誰も寄せ付けずに押し切った会心のレース。それでも「うれしいと言うよりも、ホッとした方が大きいかな。今年は優勝戦でインから負けることもあったので、少し不安もあった」と控えめな言葉が続いた。

この優勝で獲得賞金は6700万円を超え、優勝戦終了時点で12位まで浮上。グランプリの話題になっても「これで安心なのかな。でも、まだ分からないから、この先も1走1走、しっかり走りたい」と浮かれる様子はまったくない。

次節は9日からの福岡G1。「福岡は好きな水面」と胸を張る。G1連続優勝、そして年末の地元ナイターGP出場へ完全集中を誓った。【馬場勲】