当地巧者の服部幸男(49=静岡)が優出一番乗りした。

準優10Rはイン待鳥雄紀の懐を石田章央が差したが、服部は1周2Mで両者のさらに内を差して先頭に立った。さすがのさばきを見せたが、笑みを見せたのはレース後のほんのわずかだけ。優出インタビューでは表情を引き締め「仕上がりはまずまず。バランスが取れた伸び型で悪くない」と話すと「全体的にレベルアップしたい」と付け加えた。

優勝戦で勝てば97度目のV。歴戦の雄が策を練っている。