S級予選7Rは丸山啓一がまくり追い込みで制した。目標の菊池竣太朗との連結が離れながらの快勝。「もう、目標はいりませんね」とのツッコミに「必要です」と話しながら破顔一笑。

三好恵一郎が先行態勢に入ると、7番手の菊池はインをすくって4番手を確保した。丸山は「付いていったら(内側追い抜きの)失格すれすれと思って」と自重したものの、最悪の8番手。それでも最終3角過ぎから踏み込むと、大外を一気に伸び切り、結果的に“現地集合”で静岡ワンツーを決めた。

丸山は「菊池の父ちゃん(通晃氏)とは練習仲間だったけど、彼とは初連係だったからどんな競走をするのかわからなくて…。でも、次に連係するときは、すっきり決めたい」。

決勝で特選組の簗田一輝も加えた強力な静岡ラインを形成することが今節のテーマだ。