秋口からやや精彩を欠いていた村上博幸(41=京都)が復調の兆しを感じ取った。

2予9Rは道中で何度も並走をしのぎながら、山田久徳のバックまくりを猛追して2着。「久徳に詰め寄れた。これをきっかけにしたい」。相次ぐ落車で痛めた股関節は完治が遠い状況でも、開催中のセッティングの修正や体のケアで伸びや切れを取り戻した。

準決10Rも、日ごろ練習をともにする山田をマーク。S級S班の威厳を示していく。