12R優勝戦は、地元の北村征嗣(41=大阪)が逃げ切って、9月下関以来、今年5度目、通算23度目の優勝を飾った。住之江では17年10月の一般戦以来、3度目の制覇となった。

進入は枠なりの3対3。北村はインからコンマ10のトップタイスタートで先マイ、すぐに独走態勢を築いた。2着は3コースからまくり差した坪井康晴。3着は激戦となったが、小坂宗司が2周2Mでブイ際を差して下出卓矢、山崎裕司を振り切った。「朝、ペラを少したたいて、エンジンは最高の状態でした。下出(卓矢)選手にも伸びられなかった」。この優勝で、初のSGとなる来年3月の福岡クラシック出場の可能性も出てきた。「それをずっと意識してやって来ました。うれしいです」と笑顔を見せた。