S級予選7Rに出走する鶴良生(25=福岡)は、デビュー3年5カ月で今回が松山バンク初登場だ。「やっと呼んでもらえました」と笑顔を見せた。

9月の岐阜2日目に「デビューして初めて」という落車を経験し、直後の地元久留米では苦しんだ。それでも近況は、1着こそないが連に絡んでの積極的な走りが目立っている。

福岡勢は、今回参戦しているS級特昇2場所目の115期・岩谷拓磨をはじめ、100期後半から110期台にS級で活躍している自力選手が多い。「でも、みんな小倉(所属)なんですよね」と鶴はこぼす。久留米は児玉碧衣、小林優香らガールズ選手の活躍が目立つが「久留米はガールズだよね、と言われるのが悔しい」という。

今期競走得点は99点台で、来々期もS級点は確保できそう。“久留米の若手自力タイプといえば鶴良生”となるべく、まずは予選をベテランの西川親幸とともにクリアしたい。