オート界屈指のスタート巧者、鈴木宏和(33=浜松)が本領を発揮した。準決勝戦9Rは、3枠からトップスタートを決めて逃げに持ち込んだ。2番手につけた浅香潤にぴたりとマークされたが、仕掛ける隙を与えず6周回を押し切った。「タイミングを攻めなくてもいいぐらいスタートが切れた。エンジン的には十分チャンスがあるので、あとは人間ですね」。G1初優勝を懸けて、12R優勝戦はスタートに集中する。