オートレース界の21年最初のG1は、第12Rで優勝戦が行われた。

青山周平(36=伊勢崎)が、4周1角で先行する三浦康平を差して優勝。大会は完全Vとともに、オートレース全場でのG1制覇も決めた。2着争いは、荒尾聡が最終3角で三浦を差して逆転の2着、3着は三浦だった。

試走から驚異の3秒22をたたき出し、圧倒的な人気を背負った。10メートルオープンの大外、8枠から鋭いスタートで1周バックは早くも3番手。2周バックで2番手に上がると、あとは先行する三浦をさばくだけだった。4周ホームで三浦の内に車体を並べて逆転した。

8周回を駆け抜けて、上がりタイムは何と3秒324と素晴らしい時計をマークした。

 

払戻金は2連単(8)-(7)340円、3連単は(8)(7)(4)1620円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

 

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。