準決10Rの一ノ瀬貴将(34=大阪)が、江端隆司を目標に決勝に勝ち上がった。

番手絶好だったが、後ろに切り替えた萩原操にゴール前で追い込まれて惜しくも2着。「本当は前との車間を切るところだけど、最近、強い先行を抜けないことが多かったから焦りましたね」と振り返った。

長年自力で戦っていたが、追い込みに転じて競走得点がアップした。転機は19年6月のルール改正だ。「赤板まで誘導を抜けないルールが自分には無理と思って。このままチャレンジに落ちるくらいなら、追い込みでやろうと思った」と話す。

一ノ瀬の決勝進出は昨年9月名古屋F2以来。「あんまり乗ってないから、よく覚えてます」と笑った。名古屋は決勝3着。今回も確定板を目指して力走する。