山口拳矢(24=岐阜)が乱戦を制して、S級2度目の優勝を再び完全Vで決めた。

レースは青板バックで稲毛健太が仕掛けたが、番手の山田久徳とは連係が離れた。山田久は、すかさず山口の内へ潜り込むと、両者で競り合いとなった。いったんは山田久が競り勝ち、打鐘では稲毛-山田諒-山田久-山口の並びに。打鐘3角で山田久が稲毛の番手に追い上げると、山口が山田久の内へ潜り込み、今度は稲毛好位で競り合いになった。最終1角で山田久がバランスを崩して落車(審議も相互接触)。競り勝った山口は、すかさず番手まくりを放ち、最後は後続をぶっちぎった。

初の番手戦を感じさせない、番手にこだわっての優勝だった。