A級予選4Rは古賀勝大が先行し、番手の地元酒井耕介が1着、2着にも中沢孝之(55=大阪)が入り、56期両者、合わせて111歳のワンツーが決まった。特に中沢は「復帰してから初めて準決に乗れました」と、約7カ月の負傷欠場明け初の予選突破に笑顔を見せた。

中沢は練習中の落車で骨盤などを骨折し、昨年3月の佐世保以降は欠場。10月の和歌山で復帰して今回が6場所目。24日に飯塚オートで元SMAPの森且行が落車して骨折したのと同じ箇所だった。実は中沢自身、森と同じ46歳の時にも骨盤を骨折している。当時はS級に所属していた。「46歳の時が右で、今回が左の骨盤でした。復帰するのもいろいろしんどかったですが、やれることをやって戻ってきました」と中沢。同じ公営競技の選手である森にとっても、復帰へ向けてのいい“お手本”になるはずだ。