伊藤裕貴(28=三重)が特選7Rで逃げ切り、通算200勝を飾った。菅原大也-望月永悟が先行態勢に入ったところを鐘4角カマシの伊藤が一気に出切った。番手の渡辺十夢が離れるほどの好ダッシュ。そのまま後続を突き放して独り旅だった。

「後ろがどうなっているのかは分からなかった。とにかく風がきつくて苦しくて苦しくて」と快勝にも伊藤はしかめっ面。それでも、区切りの勝利には「あと1勝で200勝は知ってました。今場所で決めようと思っていた」とホッとした表情を見せた。最終日は特別優秀で201勝目を目指す。