山崎賢人(28=長崎)が最終ホーム過ぎから仕掛けるロングまくりで快勝し、日刊スポーツ杯・古田泰久記念杯を手にした。

今年2度目の優勝は通算100勝のメモリアルVとなった。2着は大野悟郎、3着には竹内雄作が入った。

展開はシンプルだった。前受けの長尾拳太-竹内-近藤龍徳で突っ張り先行。鷲田幸司が切り替えて4番手に。「この展開は想定内だった」という山崎は5番手からの巻き返しになった。最終1角で踏み込むと2角では一気にスピードアップ。長尾と車間を切って番手まくりを狙っていた竹内を出させずのみ込んだ。

上がりタイム11秒1の強烈なまくりで快勝した山崎は「踏み出した瞬間にいける感触があった。これからは競輪と競技の両方で頑張らないといけない。次の川崎G3は強烈なメンバーだが、まずそこで結果を出したい」。今回の優勝で勢いに乗ってG3、そしてG1日本選手権(京王閣)のステージに向かう。